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ジョン・クリーズと「ザ・シークレット・ポリスマンズ」 | |
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■ 背 景 ■ 各回のイベントが行われた年とオリジナルタイトルは次のとおりです。青字は、TV・劇場公開時につけられた異なるタイトルです。「シークレット・ポリスマン」という単語の初出は79年の第3回目であり、またその後も通しで使われていたわけではないので、英国ではこのイベントは「The Amnesty Galas」と呼ばれることが多いようです。 1 1976 A Poke In The Eye (With A Sharp
Stick) / Pleasure at Her Majesty's 第3回のThe Secret Policeman's Ballの際、アムネスティはジョンに正式に舞台総監督を依頼し、以後のイベントではジョン・クリーズの名前が前面に出てくるようになりました。これは、このイベントに誰か看板になる名前が欲しかったアムネスティ側が、当時「フォルティ・タワーズ」などの成功で注目を集めていたジョンに白羽の矢を立てたというのが理由のようです。ジョンはそのまま第8回まで総指揮を勤めあげました。したがって初回から第8回まで通しで出演しているのは全出演者中ジョンひとりです。(第4回は助監督、第6回はアブ・ファブのジェニファー・サンダースとの共監督です。また第8回のみ舞台ではなくITVのスタジオ内で行われ、ジョンは事前の録画により出演しています。)
87年の第5回 (Third Ball)では、BBCの「コメディ版ライブ・エイド」コミック・リリーフの影響を受けてかアメリカ人のコメディアンやミュージシャンもまじえ出演者の人数が増え、初期の英国コメディ的にコアな雰囲気は若干薄れます。しかし、2年後の第6回(Biggest Ball)ではユニバーシティ・レビュー時代のフォーマットに戻し、これはもともとコメディのイベントであるということを意識的に強調しようとしたようです。 2001年の第9回に総監督の座がエディ・イザードに引きつがれるまで、アムネスティ・ガーラはジョン・クリーズのイベントであるというイメージが一般には強く残っていました。その現われとして、第9回のイベント開催と監督交代が決まったとき、例えば英オブザーヴァー紙はエンタテイメント欄を大きく割いてエディとジョンのインタビュー記事を掲載しています*。そしてイザード指揮下に入りタイトルも一新した第9回のWe Know Where You Liveでは、エディ、ハリー・エンフィールド、ヴィック・リーヴス、そしてアラン・リックマンにより、トリビュートとして「4人のヨークシャー男」が演じられています。4人がステージに現われヴィックが最初の台詞をしゃべって観客が何が始まったか理解した瞬間、大きな歓声がわきあがります**。 BBCのコミック・リリーフが次第に歌・パロディ・ダンスなどなんでもありの、またTVのネットワークを使った視聴者参加型の長時間続く騒がしいイベントになりつつあるのに比べ(コメディ版の24時間TVだと思って頂ければ一番近い)、アムネスティ・ガーラは現在でもステージ・レビューのフォーマットを守っています。あたかも、ジョン・クリーズがそのキャリアの初期からしばしば主張している「笑いに乗せると同じメッセージでもより強く伝えることができる」というテーマを真摯に追求しているかのようです。
* ガーディアン紙のアーカイヴで読めます。(オブザーヴァーはガーディアンの日曜版です。) ** このショウのビデオ・DVDはアマゾンで購入可。英版仕様ですが、ご興味のある方はどうぞ。 参考文献など Last
updated: 14 Feb
2002 |