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あらすじ: 2002年8月某日、当時エディンバラ在住のN嬢さん(まじめな勤労留学生)とエディンバラ旅行中の管理人(フリンジフェスティバル芝居見物遊興キリギリス者)は、お近くにお越しの際は是非お立ちよりになりましょうと、映画ホーリー・グレイルの撮影現場のひとつであるドゥーン城に行った。 使えるドゥーン城およびホリグレガイドをおさがしの皆様につつしんでお知らせ: これはその目的にはひとつも役に立たない一文です。 |
築100年の家ならまだ「新しい方」で、平気で人が住んでいたりする英国ではある。しかしさすがに都会では急激にその表面が変わり続けており、たとえばパイソンズが縦横に走り回っていた頃のロンドンの街並を今見つけだすのはとてもむずかしい。ただ一度だけ、あれはいつかグレアムが立ちクリケットの解説をしていた街角だと二階建てバスの中で気づき、変哲もないその一角が遠ざかるのをしばらく振り返り見つめていたことがある。しかしそのようなことはそのとき以来ついぞ経験していない。
しかしドゥーン城は違った。
その日わたしとN嬢さんは、ドゥーン村にぽつんと立つバス停に降ろされて、そして途方に暮れていた。バスから降りぎわに「で、ここからお城にはどうやって行けばいいんですか」と訊ねて返ってきた運転手さんの答えが強力に訛っていて一言も聞き取れなかったせいもある。しかしそれより、「パイソンが好きというだけでこんなところまで来てしまっていいんだろうか」と我々はうろたえていたのだ。
なにしろ、ロンドンから電車で4時間半のエディンバラ、そこから高速バスで1時間のスターリング、さらにそこから地元バスで緑の田舎道を約30分ごとごと揺られて着いたこの村には、改めて道を訊ねようにもまわりに人影が全然ない。ただ空だけが抜けるように青く、日差しは短い北の夏をまとめて照らすがごとくぎらぎらと強く、姿の見えない鳥がはるかに高くぴいちく鳴いている。バス停の正面に郵便局兼雑貨屋が一軒、昔ながらの宿屋を兼ねたパブが一軒、何を商っているのか不明店がぽつぽつ、その向うには教会がつくねんと建ち、石造りの家並みがのどかに少し続いてあとは緑の森、村の端から端まで手のひらに収まるように見渡せる。犬を連れた老淑女がひとり不意に現れ、音もなくゆっくりゆっくりすれ違う。まるでサイレントフィルムを見ているようだ。ここは英国でも滅多にお目にかかれなくなったたぐいの、まぼろしのごとく正しい小さな英国の村である。
わたしはロンドンからのはるかなここまでの道のり、特にスターリング・ドゥーン間の、点在する牛馬羊とかぐわしく漂う肥料の匂い以外になーんにもない緑の草原を思い出しながらつぶやいた。
「ようあの都会っ子たちがこんなとこまではるばる映画撮りにやって来たよなあ」
距離の問題だけではない。ロンドン近辺のイングランド人は、ニューカッスルやマンチェスターあたりから北はもはや人智のおよばない野蛮な土地くらいに考えている。いわんやスコットランドをや。南北間の溝には歴史的背景がいろいろあって複雑で、日本人にはそのへんの感情はちと理解しにくいんだが(パイソンにおけるスコットランドねたは、誇張はされてはいるが決して嘘ではない)、それでも初めてここにたどりついたあのシティボーイたちが、おそらく今よりもっと鄙びていたであろうこの光景を見て何を思ったかは想像にかたくない。
そのうち道端にひとつ看板を見つけた。

その矢印に従うと進むにつれやがて道から舗装がなくなる。そして小石をさくさく踏んで両脇の木々をくぐり抜けて歩いて行くと、 いきなり緑が切れて視界が開けそれは実にそこにあった。

「わーははははは、Camelot!」 「Camelot!」 「Camelot!」 「It's only a
model! あははははははは」 「だめだそんないきなり大笑いしては人が見てるだろううわははははははは」 「由緒あるお城にも失礼ってもんであははははは」 「いかんいかん、ここはひとつ、古城巡礼中の英国史専攻真面目な留学生のフリをしようではないかうはははは」 「んなこと言ってももうバレバレだと思うあはははははは」 「それにしてもほんとにこのお城だ、いやー思えば遠くへ来たもんだ、♪この道〜は〜、いつか来たみ〜ち〜♪、ああ〜そうだよ〜ぉ〜、あそこの駐車場にマイケルとテリJが車止めてたんだよははははは〜」 「正気を保て。まだ先は長い。ここで気が触れててどうする」
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←入り口。
→中庭。左奥に階段、その手前に井戸。 |

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「あそこに楽団のステージがあったんだな。でも、井戸なんてあったっけ?」 「何を言うあったじゃないか。白服の女の子たちがここに輪になって踊っていて。そしたらジョンが無駄にどんどん走ってきて、いきなりあそこの左側の門番をこう斬る。ここを抜けてきて、こうこのステージを蹴倒す。女の子たちが白服を朱に染め倒れる。ジョン楽しそうだったなあ。音楽がまた無駄に盛り上げていてそして」
そんなふうにその空間で体を動かしながら記憶をたどるうちにじわじわと理解しはじめた。ここはほんとにあの場所なのだ。今はもう見つからないロンドンとは事情が違うのだ。何もかもあのまんまだ。そういえば石垣の石の形すら同じだ。何もないこの狭い空間に、人が大勢いたことがあり、井戸のわきでは少女たちが踊っていたことがあるのだ。そして我々がよく知っているあの連中が、今まさにわたしがしているとおりのことをかつてここでしていたことがあるのだ。

「この階段は」 「ジョンが駆け上がるあれだ、ここ!と、ここ!で番人を斬る。番人樽の山に崩れ落ちる。行くぞコンコルド!」 「いやコンコルドは川岸に置き去りにされている。先に行くんじゃない待て待て」
階段を走って上って最初の部屋に入ると光と音がすっとなくなり空気が冷たくなった。目がきかないまま石の床をこつこつ中ほどまで進んで立ち止まり、しばらく考えるうちやがてまわりが見えてきた。
「ああわかった、ここはあれだ、アンスラックス城の中だよ、マイケルが大雨ん中転げこんできたらキャロルと女の子が大勢いるあそこ」 「待てどうした、何の中だって?」 「だからほら、見ろここはアンスラックス城の…」 指差したまま振り返った。そして初めてこの特徴のある壁とその向こうの今入ってきた入り口を正面から見た。

そのときわたしはちょいと不思議な体験をした。 その瞬間、奇妙になじみ深いこの壁をキーワードに、マイケル@アンスラックス城の数場面が、頭の中ではじけるように強烈に再現された。あの女の子の群れと、とり囲まれるマイケルと、向こうから駆けこんでくるジョンをわたしは目の前にありありと見た。あああれは若いまんまのマイケルとジョンだ会いたかったなあ、初めて見るのになんてなつかしいんだ、焼きつくほど記憶しているのになんて新しいんだ。どうやら今わたしのシナプスとニューロンとが混線している。あるものとないものとが一度に見える。ここがあまりにもあのとおりなので目と耳と記憶とが中枢で一度に認識されている。30年前が今目の前に立ちのぼってくる。なんて素敵なショート・サーキットだ。こんな感覚は生まれ落ちて臍の緒切られて以来まったく初めてで
「おい、大丈夫か、しっかりしろ」 「は。いかん。ああびっくりした。過負荷で脳のヒューズが飛んでいた。ここはあぶない。近寄ると記憶に引きずりこまれて細胞単位でヤケドしそうだ」
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←上の部屋に続くグレート・ホール。ここで撮影されたキャメロット城内の歌の場面をよく見ると、いくつかある出窓のシーンは全部同一窓だということが石の感じから判別できる。それはここ。足元だけでご容赦。↓

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←階上。奥が、テリJの王子様が矢文を放ち逃亡しようとぶらさがった窓。手前が、グレアムとエリックが立っていた入り口。 |
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→花つきのグレアムとエリックが警護していたその入り口。映画では、奥の窓は棚かなんかでふさがれている。奥の左側からマイケルが出て行くが、実はその先は行き止まりである。
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↓城の上下を結ぶ階段。蹴上げが急で、しかもかがんで登らねばならず、幅は肩幅くらいしかない。 |
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「(ぜいぜい)みんなようこんなとこ上り下りしてたなあ」 「(ぜいぜい)しかもカメラ抱えてたりヨロイ着てたりしてなあ」 「当時は手すりなんかもちろんなかっただろうしなあ」 「きっとジョン頭ぶつけてるよこの天井、何回も」 「おおそれはいい(触る)。どうだ、きっとご利益があるぞ」 「何の?」
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→ 「見ろあそこが、ニール・イネスが大ウサギに潰され元ニール・イネスになったところだ」 「美しい眺めだけに胸が痛む」 「テリJいわく、城の入り口より大きいウサギ」 「あの映画ん中でたぶん一番金のかかっている小道具」 「ところで隣で手すりから乗り出しているフランス人青年を見ろ。彼女に下から写真撮ってもらっている。しかしあのポーズと手つきはフランス人ジョンだ」 「うーむうらやましいぞフランス人、なにしろ本物のフランス人だからなあ。我々も負けてはいられない」 |

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↓「お前の父ちゃんニワトコ臭いぃぃぃ」「ところでニワトコって何だ?」@表側の城壁。 |
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→実際にフランス人ジョンがいたのはこの裏側の城壁。今は改修中でのぼれないようになっている。
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その後売店にて。
「ところでさあ、あたしもしドゥーンに来ることができたら絶対ここで買おうと思って、ホリグレ本今までずーっと我慢して買わないでおいたんだよね」 「テリJがこの売店で買ってたあれか」 「うん。でもさあ。ないじゃん本。どうしたんだ。まさにこの机に積んであったじゃないか」 「撤去されたんだろうか。この城はもう過去を捨てて新たな人生を踏み出そうとしているとか」 「それは困る。ここまで我々が何をしに来たと思う。というわけで、あそこのレジのおばさんに訊いてみてくれ」 「やだ」 「いいじゃん」 「やだ」 「いいじゃん」 「わたくしは真面目な歴史専攻留学生なので、そんな本のことなんかこれっぽっちも存じあげませんのです」 「何を今さら。いいよいいよ、あたしが十字架にさらされてやる。これから一生原罪として背負って生きていってよ。あのー、すみません」
レジのおばさん 「はいよ」
「えーとですね。ひょっとしたら、ホリグレの本なんてのがあのへんにあったとかいうようなことをご記憶ではございませんでしょうか」 「あーあれねー、絶版になっちゃったのよー、再販してくれって言ってみてはいるんだけどねえー」 「えっ。ちくそうなんてことだ。聞いたか、我々は遅きに失した」 「ホリグレも遠くになりにけりだな」 「まったく、せっかくDVDが売れてるんだから本も便乗して刷ってくれればいい…の … に …… 」 「どうした」 「…あの隅にごっそり積まれているモノは何だ。それともわたしはまたまぼろしを見ているのか」 「…違う。あれはあれではないか」 「噂のホリグレフィギュアだ」 「ホリグレフィギュアがここで売られているなんて」 「しかもあんなに山積みで」 「しかもよく見ろ。山積みなのが全部黒騎士ではないか。こ、困った、むちゃくちゃ欲しいぞこれ」 「なんてタイムリーに商売上手なんだドゥーン城の営業部」 「しかしなんだな、こんなにジョンばっかの品揃えで固めてるってことは、やっぱ人気があるんだろうなへへへへ」 「いや、単にこればかり売れ残っているという可能性もある」
レジのおじさん
「ハロー、調子はどうだい、ニホンから来たパイソンファンのお嬢さんがた?」 「う、ニホン関係とパイソン関係と2点とも正体が思い切りバレている」 「まあこうなったら仕方がない、身を捨ててこその浮かぶ瀬というか、一人殺すも二人殺すも同じというか。ハーイ、調子いいですわよおおほほほほー。ところでおじさま、ひとつおうかがいしてよろしいかしら、マイケルとテリJが来たときにおじさまここで働いてらして?」 「うんにゃ、オレここは半年前に来たばっかりなんだよ。でもそこにゲストブックがあるだろう。へへへ、その最初の頁な、ほーら。あの二人がサインしているんだよん」 「をを!す、すみません、この頁写真撮っていいですか」 「へ?」
「面白いなああんた達。そんなら、ココナッツ好きだろ」 「えっ。はははおじさまこそ愉快なご冗談を。ココナッツなんて。いやー面白い。まったく面白い」 「とぼけたってだめだよ。実はここにしまってあるんだよーん。ほーら」
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「あはははココナッツだほんとにドゥーン城ではココナッツ貸し出してるんだわははははは」 「DVD見たときは、なんて冗談のうまい人たちだと思ったんだがまさか本当だとはあはははははは。はーいよー、行くぞコンコルドー!」 「あはははははは本当にあの音がする。ぱかぱっぱかぱっぱかぱっ!はははははこれ相当使い込まれてるココナッツだよ、手垢ついて黒光りしてるよ」 「一体これまで何人のパイソンファンがぱかぱかやったことか」 「ココナッツほんとに売ってくれればいいのにな。原価なんてあってないようなもんだ、それに、普段仕事がすごく忙しいというわけじゃなさそうだから、ヒマをみてその間に生産すればいいんじゃないかと」 |
遊ぶ我々を認めた通りすがりのお嬢さん
「あらー、いいもの持ってるのねえ!それ自分の?」 「いやあそこの売店で貸してくれたんだけど。使う?」 「貸して貸してー。あはははは、ありがとうー。じゃ、ついておいでパッツィ!」
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→彼氏を馬にしてしたがえ疾走するお嬢さんと、その写真を撮るN嬢さん。おふたりはカナダ人で、エディンバラ旅行のついでに思わず来てしまったんだそうだ。 |

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ひとしきり騒いだあと、我々はジョンが走り回っていた中庭のあたりに座りこみ、その空間を眺めながら話をした。
「行きたかったねえアアアの城まで」
(本当はエディンバラで車を借りてそこまで一気に行ってしまう予定だった。しかし諸事情により公共交通機関での移動になり、アアア城はあきらめざるを得なかった)
「いいじゃない、生きていたらいつか来れる」 「そうしてしまいそうな気がする確かに」
その後わたしたちは、日がかたむくまで、ひどく贅沢なパイソンごっこをしながらしばしあそんでいた。

ドゥーン城へのアクセス
@エディンバラから車: 目抜き通りプリンシズ・ストリートからM8→M9→B824→A820と進み、ドゥーンに到着したら看板を探すかあまりいない通行人に訊くかしてなんとかする。エディンバラ・ドゥーン間は道のりで80kmくらい。ドゥーンからお城は、よほどのことがない限り必ずすぐたどり着けます。迷いようがないです。
Aエディンバラからバス: エディンバラウェイヴァリー駅の裏のウォータールー・プレイスから1時間にほぼ1本出ている、スターリング(Stirling)
行きのM9番高速バスで1時間10分→スターリングからやはり1時間にほぼ1本出ているキリン(Killin)
行きの59、60、359、366、569番のいずれかのバスで約30分。ドゥーンに到着したらやはり看板かあまりいない通行人を探しなんとかしてたどり着く。M9の高速バスに乗るときにドゥーンに乗り継ぐ旨申し出れば、5ポンド程度のスターリング近郊周遊券を発行してくれます。
Bエディンバラからスターリングまで電車、そこからバス: エディンバラ・スターリング間はローカル電車がおよそ30分に1本。所要時間1時間、往復で6ポンドから10ポンド。スターリング駅の正面にバス発着所があるので、そこからは上記のキリン行きを利用。ただし、スターリング・ドゥーン間だけでもバス料金は往復5ポンドです。
その他、Cグラスゴーから車または公共交通機関、あるいはDロンドンから直接車、という方法もあります。ただし未確認です。特に、Dはどんなに順調に行っても10時間以上かかるので、あまり推奨できません。
※: A、Bは2002年8月現在の状況のものです。もしご利用される際は、ウェイヴァリー駅の真上にあるエディンバラ・ツーリスト・インフォメーションに事前に確認されることをおすすめします。(ここの人々はとても頼りになります。わたしがドゥーンへの交通を問い合わせたときにも、係員のおばさまは「そんなこと初めて訊かれたわあ」とエディンバラ訛りでつぶやきつつ、電話をあちこちにかけ上記のように調べ上げてくれました。)
※※: ロンドン・エディンバラ間の電車にご注意ください。ときどき平気で1時間単位で遅れます。遅れるならまだましな方で、ただ単に現われなかったりします。 (ISIRTAに電車に乗るスパイの話がありましたが、あの駅のアナウンスは、スケッチでも誇張でもなんでもなく単なる真実です。) 管理人は、うっかりエディンバラからロンドン行き最終電車で帰ろうとしたところ本当にヒドイ目に会い、「おかしい、わたしはたった今までフリンジとドゥーンの素晴らしい休暇を過ごしていたはずなのに何故今こんな真夜中の寒空の下ものすごく機嫌の悪い人々の渦にもまれながら終戦直後のような電車難民状態におかれているのだろう」とうわごとのようにつぶやいておりました。でも詳細は省略します。この件も含め英国の電車事情について書き始めたらサイトがもうひとつ必要です。
使える情報をおさがしの方々のためのせめてものリンク Multimap.com Scotland: The
Movie Location Guide Holy Grail by
Stone-Dead
Production Monty
Python's Holy Grail DVD Lego.com
Last
updated: 23 Oct 2002
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